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2012年07月31日 ブラジル移民の復讐

戦後、日本の政府が行ったブラジルへの移住計画については、この本を読むまではほとんど知りませんでした。
1950年代後半から、当時の外務省が中心になって、広大なブラジルに移住すれば、今よりずっと豊かな生活がおくれると宣伝して、貧しい農民を募り、何万人という人たちを、送り込みました。
でも、それは表向きの話で、実は、国内にあふれる貧しい人たちを減らすために、国が行った棄民政策だったのです。
住む家もない、作物も育たない、酸性の強い土地しかないアマゾンの僻地に取り残され、5年も経つと、入植者のほとんどは、逃げ出すか、病に倒れ、亡くなっていきました。
逃げ出した人達も、日雇いでその日暮らしか、仕事にあぶれ乞食に落ちぶれて結局命を落としていったということです。
この物語りの主人公も、街から街へ流れて、乞食に身をやつしていたところを、あるお店の主人に救われ、やがて、成功し、幸せな家庭を持つという前半の話から、一転、妻と娘を山賊に襲われ失ったことから、自分を捨てた当時の日本の国に対し、復讐したいという思いがつのってきます。
後半は、場所を現代の東京に移し、どんな方法で国を相手に復讐をしていくかが見所です。
東京での主人公は、同じブラジル移民の親友の息子にかわるのですが、この人物が、女好きで、明るくて、思ったらすぐ行動に移す、しかも緻密に計算できる人として描かれています。
そして後半は一人も人が死なないところが、この本の読後感を明るくしています。
垣根 涼介 著 「ワイルドソウル」

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